登る管理栄養士のブログでアウトプット

自分で考えていくための参考となるお話や本の紹介を目指しています。

幸せ度の高い人が必ずやっている【賢いお金の使い方】

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給料が安い、ボーナスが減った、コロナで仕事がなくなった、老後が不安・・・お金の悩みは尽きないもの。

収入の多い少ないは重要ではないと考えています。「収入」より「支出」をコントロールすることが大切です。あなたは普段、どんなお金の使い方をされていますか?

日常生活で注意すべきお金の使い方について僕の考え方を紹介します。

 

 

 

 

 

時間を買う

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お金は緊張やストレスに関する活動に使う

 

行動経済学者のダニエル・カーネマンらの行った研究では、

 

お金をたくさん持っている人々が楽しむのため時間にお金をたくさん使っているわけではないことが示唆されています。

 

裕福な人は、買い物や仕事、通勤のような比較的高いレベルの緊張やストレス、プレッシャーに関する活動にお金を使う傾向があるようです。

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 人々が不快な気分で過ごす時間をUインデックスと呼ぶ。

(幸せな気分よりも緊張や、憂うつといった気分のほうが上回っている時間)

 

過去40年間に、人々が従事する活動はかなり変わりましたが、総合的なUインデックス(不快な気分で過ごす時間)はほとんど変わらない。

 

幸福度を増やすために重要なのは、私たち個人のUインデックスを改善するためにお金を使うことです。

 

通勤時間は短くする

ほとんどのサラリーマンは給料が安くても家に近い職場に通うほうが幸せでいられると研究結果で出ています。

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 私自身、実家の立地条件も良かったこともありますが、小・中・高校と徒歩15分以内で通学できる学校に通っていました。

 

その習慣は崩したくなったので、県外の栄養科の大学に通うために大学の近くに下宿していました。

 

サラリーマンになっても、通勤時間徒歩5分のところに住んでいます

 

昼休憩時間に家に帰って妻と子供と昼食を食べることもしばしば、昼寝も家でしています。職場の男子休憩室は狭くてとてもじゃなく休めるところではありません。

 

職場の近くに住むことは意識的に行いました。すべての立地条件をクリアする場所が見つかるまで、職場の寮に住んでいたんです。

 

寮の家賃は3万円と駐車場4000円、高校を卒業したばかりの女の子は8000円だったと聞いています。

 

玄関自動ロック、浴室乾燥、自動洗浄トイレ、建設から数年しか立っていなかったので、とてもきれいでしたが、私は寮を出ました。

 

なぜ、寮を出たといいますと

 

超絶壁がうすうすだったんです。

どのくらい壁が薄かったといいますと、先輩のいびきが毎晩聞こえるくらいです。

どんだけ壁が薄いんだよと思いません?!

 

それに、プライベートなことはおばちゃん(会社従業員)に通通。

 

新築のアパートが職場の近くにできたのですぐに引越しました。

2F、1LDK、内階段で駐車場込みで6.4万円、地域的にはプロパンガスが多いですが、都市ガスでなお◎

 

娘を私が通っていた幼稚園に通わせたくて、7月には長野県に引越しをします。

寂しいものです。追記:無事に引っ越しました。

 

しばらくは両親と生活をともにするので、妻のことを第一優先にして生活をします。一緒についてきてくれて本当に感謝です。

 

話を戻します。

 

高級住宅を買っても幸福の恩恵は少ない

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より多くのお金を住宅に使っても幸福に関してはわずかな恩恵しか得られないことがわかってきました。

 

高級な家、新品のおもちゃを子どもに与えたからと長時間働いても幸福の面からは、それに見合っただけのものは得られません。

 

そのせいで子どもたちと遊ぶ時間が減ってしまうのならなおさらです。

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消費を先送りにする効果とは?

消費を先送りすることから得られる恩恵は前払いをしたときに特に顕著に現れます。

 

成功の鍵は【不確実性】です。

 

例えば、BIRCHBOX【バーチボックス】

 

BIRCHBOXとは?

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2010年創業のニューヨーク発のスタートアップ。

 

不確実性に由来する喜びを利用して、化粧品のサンプルを売るというビジネスを立ち上げました。

 

忙しい女性が高品質な化粧品を安価で試す機会【DISCOVER】を提供しています。

 

月額$10で、申し込み時に髪や肌タイプ、美容に関する悩みなどを入力すると、その情報に基づいて毎月の5つの化粧品サンプルが送られてきます。

 

送料はユーザー負担、メーカーはサンプル提供、BIRCHBOXは顧客の声&新規顧客をメーカーに届ける。

  

ユーザーにはどんな製品が入っているか選ばせないため、毎月、箱にどんな商品が入っているかも予告しません。

 

みんなは何が届くのかをいち早く知ろうとします。

 

ウェブやYouTubeで、箱の中身に関する情報をとにかくなんでもいいから手に入れようとします。

 

その目標を達成して不確実性を取り除くと、楽しみも失われてしまいます。

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驚きがなければ、箱の中身は買い物袋の底に転がっているサンプルと同じもになってしまいます。

 

不確実性という重要な要素が加わるおかげで、【毎月やってくるクリスマス】になるのです。

 

[あおずけ]は楽しみを増加させるのか?

 

先送りの効果とは
  • 消費の喜びを大きする
  • ポジティブな期待が高まる

 

なぜ、消費を先送りにすることで楽しみが増すと考えられないのか?

何か良いものがすぐに利用可能な場合、現在の威力が他のすべてのものを小さく見せてしまうことが研究で示されています。

 

今払うことの苦痛に関して、今消費して後で支払いたいと言う衝動は【現在の威力】によってあおられます。

 

現在ほど魅力的な時間は無いため、私たちは良いもの【消費】を先に手に入れ、悪いもの【支払い】を先に伸ばしたがります。

 

一生懸命稼いだお金を手放すのは、時として非常に不愉快なものです。

 

そこで行動経済学者はそれを【支払いの苦痛】と言ういかにも痛そうな名前をつけました。

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収入と幸福度の相関係はかなり弱いもの、個人の幸福と請求書の支払いが困難かどうかの間には、はるかに強い関係があります。

 

言い換えれば、【稼ぐ金額の大きさ】よりも【負債の金額】の大きさの方が幸福度に関して重要な予想要素なのです。

 

特に結婚にとって負債は有害です。

 

あらゆることについて家庭内の衝突が増えることがわかっています。

 

これまで私が説明してきた研究はすべての1つの一般的な結論を示しています。

 

支払いが非常に目立ったものになると、買い物をした時であろうと消費の喜びは減少します。

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 夜間タクシーにてメーターが常にメーターがカチカチと鳴っている状態ではドライブを楽しむ事は困難です。

 

夜の外出のためにベビーシッターを頼んでいたなら、あなたの心のメーターはタクシーを降りた後も鳴り続けます。

 

では、

 

今度はタクシーとベビーシッターに前の週のうちに支払いをしておいたと仮定してください。

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 支払いをするときは、やはり支払いの痛みを経験するでしょう。

 

その痛みは、どこかの時点で我慢しなければなりません。

 

けれど前払いすることで夜のデートはどんなふうに変わるでしょうか?

 

タクシーメーターのカチカチ鳴る音はそれほどうるさく感じられないでしょうし、パートナーと過ごす時間がお金に換算されることもなくなります。

 

 

 

ご褒美を大切にする

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素晴らしいものが身近にあると、人間はそれをあまり大切に思わなくなるものです。

 

大好きなものに手が届かないように制限をかけると、新鮮な喜びを味わえるようになります。

 

皆さん悪いもの(環境)に慣れてしまう経験をした事はあるでしょう。 

 

ただ同じような慣れがチョコレートから高級車まで、同じことが言えます。

 

買い物の喜びを持続させるのを拒む重要な障害はこの慣れなのです。

 

お菓子で例えるなら、

 

お菓子袋がたくさんある家で食べる飴玉と、職場でこっそり食べる飴玉ではおいしさ、

幸せが違いますよね。

 

消費を減らす

豊かさが感謝の敵であるなら、不足は私たちの最良の友なのかもしれません。

 

消費を減らすことが、幸福を大きくする万能薬になっていると言う説得力のある根拠はありませんが、消費パターンを変えると、少ないお金でより幸福を得る道が開けると言う結果はあります。

 

ここで伝えたいことは

 

素晴らしいものが身近にあると、人間はそれをあまり大切に思わなくなるものです。

 

これからも妻、子供、両親、職場、友達を大切にします。

 

経験を買う 

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物を買うより経験を買う

アメリカの研究によれば、

 

形ある物を買うよりむしろ経験を買ったほうが、出費に対する後悔が減ると判明しています。

 

具体例を踏まえながら説明しますね。

 

経験的な買い物は人生に対して満足度が高い

コーネル大学の研究者たちが、

 

幸福感を高める目的で行った買い物について、見知らぬ人同士で会話をしてもらったところ、経験的な買い物をした人たちのほうが、ずっと会話がはずみました。

 

物理的な買い物について話し合った人々よりも、相手により好意を感じたと、話しています。

 

経験的な買い物を優先させる人は、心が広く、知的で外交的だと見られやすい。

 

満足度に対しても、多くのお金をレジャーに使う人々のほうが、人生に対しての満足度が明らかに高いと示されていました。

 

 

具体例をもう一つ

 

経験的な購入は迷ったら購入する

マイク・トウェンらの研究で、

 

経験を購入するか迷ったときのことを振り返った人々の83%はたった一つの最大の後悔は行動に移さなかったこと。

 

形ある買い物に対して、最大の後悔は買わなければ良かったと思う買い物をしていまったこと

 

私達の生活の中でもあれは買わなければ良かったことは、多々あると思いますが、振り返ると経験を買った場合は後悔してないなって思います。皆さんはどうですか?

 

 

最後に、同じコーネル大学のギロヴィッチらの研究から、本の購入を経験的な買い物と考えている人は、本を買ったことを後悔しにくいと示唆されています。

ライトの当たり方、考え方一つで買い物が経験的と感じられるかどうか変化するみたいです。

 

 

 

子どもの投資

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人間が他人に何かをあげることで喜びを経験する、という性質を生まれつき持っているなら、幼児ですら喜びを感じるかもしれません。

 

しかし、子どもに何かをお友だちと一緒に使いなさいと言ったことがある人ならだれでも知っているように、子どもというのはなかなか寛大にはなれないものです。

 

でも、他人に投資することで、このしぶといおチビさんたちをも幸福に導くことができるでしょうか?

 

もうすぐ2歳になる20人の幼児を対象としたララとリズらが行った実験では、

 

研究者からおやつをもらったとき、幼児はかなり幸せそうに見えました。

 

次は、研究者から貰ったおやつを人形におやつを分け与えたときは、自分のおやつをもらった時よりももっと幸福そうな表情になったのです。

 

この貴重な所有物【おやつ】をもっとたくさん自分のものにするよりも誰かにあげることでより多くの幸福を引き出しました。

 

Googleの取り組み

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会社の中には善意活動だけではなく、お互いに分け与える機会を従業員に提供している会社もあります。

 

Googleのピープル・オペレーションズの上席担当部長ラズロ・ボック

 

【どの従業員も特別な基金から他人の従業員に150ドルを上げることができる仕組みになっている。承認も必要なし、唯一の条件は相手がなぜそのお金をもらえるかを、その理由を文章に書くこと】

 

Googleの給料は過剰に高い会社みたいです。

 

Googleを含めたAlphabet社員の年間給与の中央値は24万6,804ドル

(約2,705万円)

 

150ドル【2020年3月8日現在 15797円】などほとんどの社員の所得に比べたらゼロに等しいです。

 

それでも同社の調査でこのささやかなボーナスはマネージャーや幹部社員から現金の賞与をもらうよりもずっと効果的で本人たちを幸せにすることが示されています。

 

チームのメンバーはお互いに利益をもたらすことができ、受け取った人の幸福感は高まります。その上でチーム全体の業績も伸びると言うことでしょうか。

 

自分自身に対するお金の使い方をいかに変えるかに重点を置く

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自分自身に対するお金の使い方をいかに変えるかに重点を置いて説明します。

 

少ない金額でも他人のために使うと私たち自身の幸福感に効果が表れるという結果が示されています。

 

自分の幸福を最大にするために自分に対するお金の使い方をどう変えるかではなく、お金を他人に投資することを考えてみましょう。

 

他人のためにお金を使うと、自分のために使うよりももっと幸福感は増しますが、こうした恩恵を得るためには、ちょっと貧乏になってもかまわないと覚悟しなければなりません。

 

向社会的支出とは

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寄付やボランティア活動を支える心性のひとつである。

その結果として報酬を求めないこと、自発的に行われることが条件となる。

 

向社会的支出と幸福との関係は非常に普遍的【すべてのもの当てはまる性質がある】です。

 

ギャラップ世論調査 

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2006年から2008年にかけて、ギャラップ世論調査は【アメリカの民間企業による世論調査】136カ国で代表的サンプル集団の調査を行い、世界の人々の生活に関する、これまで最も明確な心理学的断片を明らかにしました。

 

20万人以上の人が数十項目の質問に回答し、質問の中には先月チャリティーに寄付をしたかとか、あなたは人生にどれくらい満足しているか、という質問も含まれていました。

 

136カ国のうちの120カ国では、前の月にチャリティーに寄付した人々は、人生により多くの満足を感じていました。

 

この関係は、貧しい国でも豊かな国でも同様に見られ、個人の収入を考慮したあとでも変わりませんでした。

 

ギャラップ世論調査で調べられた136カ国全体で、チャリティーに寄付することは、家庭の所得を2倍にするのと同じくらい幸福度に貢献していたのです。

 

他人への投資から喜びを得るのは、人間ならではの傾向といえるのかもしれません

 

貯金の効果

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 貯金の効果貯金があるとそれがクッションの働きをし地面に落ちたときに人生の不快なショックから私たちを守ってくれます。

私もまだ年収ほどの貯金はありませんが、30歳入る前には貯めたいですね。

 

お金を増やすことを人生の目標にするべきでしょうか?

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現在、脇目も振らずにこの目標を追求することが重要視されすぎてるような気がします。

 

ときには、たくさんのお金を得るためではなく、より多くの幸福を得るために、お金を使う道を考えてみるべきではないかと思います。

 

さぁ外に出かけて幸福になるためのお金を使う方法を自分で試してみて下さい。

 

 

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