人生は「決断」の連続です【人生は思う通りにしかならない】
「決断」と言う漢字には、「断つ」と言う意味が含まれています。「決めて、断つ」のが決断です。何かを決めるためには、選ぶものと選ばないものを分けて、後者を捨てなければなりません。決断とは、「しないことを決めること」だと僕は考えます。
必ず失うものがあるのが決断
人生は「判断」の連続です。
・判断・・・比較をして、価値を見極めること
人生は「決断」の連続です。
・決断・・・必要な事を選び、残りを捨てること
自分では物事を決められない人や、人に頼ってしまう人は自分には決断力がないと考えていますが、そうではありません。
自分で物事を決められない人は自分で決めていないと言う決断をしています。
人に頼ってしまう人は、人に頼ると言う決断をしています。
決断しない人は決断をしないと言う決断をしているそのことに気がつくことから全てが始まります。
決断とは手放すこと
何かを決めるときには、何かを断つ覚悟が必要だし、その覚悟がなければ、その決断は良い結果にはつながらないでしょう。
捨てられない人は決断できな人です。
あの会社も、この会社もいいではいつまでたっても決断ができません。
断つこと、捨てること、諦めること、手放すこと。それが決断の本質です。
何を捨てるかは4つの軸で考える
決断とは、1つを選び、他を捨てることです。
何を連れてって何を残すかは、次の4つの決断軸で考えるとはっきりします。
- 第1の軸・・・損得(どちらかが得をして、どちらかが損をするか)
- 第2の軸・・・善悪(どちらが正義で、どちらが悪か)
- 第3の軸・・・美醜(どちらが美しくて、どちらが醜いか)
- 第4の軸・・・好き嫌い(どちらが好きで、どちらが嫌いか)
多くの人は、この4つの決断軸を持っていますが、どの決断軸を拠り所にしているかは、人によって違います。損得が大事な人もいれば善悪が大事な人もいれば美醜が大事な人もいれば好き嫌いが大事な人思います。
どの軸を優先するかは、決断する人の哲学やスタイルの問題であってどの軸が正しくてどの人か間違っていると言う事はありません。
好き嫌いで決めるのは感情的で良くないと思われるかもしれませんが、消費行動は好き嫌いで決まることが多いです。車を買う時も、携帯電話を買う時も、レストランで食事をする時も好き嫌いです。
好き嫌いは、実はとても合理的で高度な決断軸なのです。
人生は思う通りにしかならない
日本電産の創業者、永守重信さんは、かつて、人生は思う通りにしかならないとおっしゃっていました。
「人生は思い通りにならない」とか、「今の結果に満足できない」と嘆く人が多い中で、永守さんは、「人生は全て思い通りに進んでいる」と解釈していました。
なぜなら人は頭で想像した以上の事はできないからです。
今、自分がこの道を進んでいるのは、自分が思っているからです。今自分がここにいるのはここを離れられないと言う決断をしているからです。
つまり人間は想像外の行動することができないのです。
それならば、イメージの幅が広がれば行動の幅も、人生の幅も広がると考えることができます。イメージできることが少ないと、狭い範囲内の中にとどまってしまいます。
人生の可能性を広げるには、イメージできることを増やす必要があるのです。
イメージできることを増やすには、あらゆることにチャレンジをして、知識と経験の量を増やすしかありません。経験値が上がれば上がるほどイメージの範囲が広がり、範囲が広がれば広がるほど、自分の潜在的な価値観が上がっていくでしょう。
怖いから動かない。
動かないから視野が広がらない。
視野が広がらないからチャンスに気がつかない。
現場の不満を払拭できないとしたら、「世の中のせい」ではなくて、全て動かなかった自分の責任です。
イメージできることを増やしていきましょう。