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【老健・管理栄養士】学生からベテランまでオススメしたい参考書。厳選7冊のご紹介(随時更新中)

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参考書を読むのが好きな施設管理栄養士のbayashipapaです!

 

これまで管理栄養士を約6年間やってきて数10冊の参考書を読んだり、セミナーに参加してきました。

 

購入した参考書は何度も何度も読んで、確かめて臨床に落とし込んできました。

 

その中でも、何度も読み直し、臨床感を変えてくれた参考書があります。

 

学生、新人、ベテランまで1度は読んで欲しい実際に私が使っている参考書を紹介します。

 

 

 

 

 

よくわかる「栄養ケア・マネジメント」ハンドブック

この参考書は施設管理栄養士としての【基本】が書いてあります。

 

栄養ケア・マネジメントの基本的な考え方、必要性と栄養補給方法について書いてあります。

 

また、栄養ケア・マネジメントの手順の説明、栄養スクリーニングのポイント、栄養アセスメント、モニタリングのポイントについてもわかりやすく説明をされています。

 

この参考書の1番のオススメポイントですが、改善事例【低栄養】【褥瘡】【脱水】【糖尿病食】【減塩食】【経口移行食】【経口維持食】について実際の事例を元に栄養計画書、栄養ケアモニタリングを作成されています。

 

施設管理栄養士として働くなら持っておきたい1冊です。

 

 高齢者のための栄養ケア・マネジメント事例集

 施設管理栄養士になって初めて購入した参考書を紹介します。


この参考書は題名通りで高齢者の栄養ケア・マネジメント事例集になっており、

 

  • 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
  • 介護老人保健施設
  • 介護療養型医療施設
  • 在宅療養支援診療所
  • 居宅サービス
  • 介護予防サービス
  • 緩和ケア

 

進んだ栄養管理を実行している管理栄養士を対象としているわけではないです。

 

1人でがんばっていても、なかなか思うように業務を進めることができない

 

管理栄養士を、やさしくサポートできる参考書になっています。

 

病態栄養ガイドブック

 ここから紹介する参考書は仕事に慣れてきてから購入をされることをオススメします。


入職したばかりの新人栄養士さんではこの本の理解は1割も難しいと思います。


現在の私も高齢期の栄養管理を除いて病態栄養については分からないことばかり。自分はまだ使いこなせていない。内容が医療に専門的過ぎる。

 

仕事に慣れてから少しでも病態別の栄養指導、管理を目指したい方向けです。

 

検査値に基づいた栄養指導

この参考書がないと仕事になりません。
検査データをどのように処理し、適切な情報として把握し、症例や証拠に基づいて、どのように利用者・患者に対応していくか。
管理栄養士になっても検査データを読み解くまで学校では勉強をしていないと思います。

私も勉強をした覚えはないので、実際の現場では採血データが客観的データとなるので分からないでは済まされないです。
栄養学を志しているなら採血データを読み解く力はつける必要があります。

 

ケアプラン スピード作成版 標準ケアサービス計画書

ケアマネならあまりにも有名すぎる。

 

ケアプラン スピード作成版 標準ケアサービス計画
ケアマネさんが持っていた参考書を読んでいたときに見つけました。


管理栄養士のケアプランには不要なんじゃないの?と思う方もいると思います。

【健康状態・疾患・主治医・既往歴・現病歴・医療】
【ADL・ベッド上動作・移乗・歩行・移動・食事摂取・更衣・整容・他】

この利用者には何のサービスが必要かがわかる!

問題点からサービス内容が探せます。

 

高齢者栄養ケアUPDATE 介護予防から終末期まで栄養ケアの現在がわかる

 Dr吉田貞夫先生のセミナーに行かれたら帰りの電車で大多数がアマゾンでポチッとします。

在宅復帰型老健の栄養士さんならみんな持っている参考書だと思います。


超高齢社会により、栄養ケアの分野においても高齢者の支援を行う場面が増加している。
サルコぺニア、フレイルティに対する支援、在宅高齢者に対するケアの必要性、認知症高齢者の摂食障害に対するケアのあり方、リハビリテーションを行う場面での栄養管理のあり方などのここ数年で変化が著しい。

これまでの変化と現状、今後の展望について書かれています。

 

今日の治療薬2020 解説と便覧

この本との出合いは施設長であるDrのおさがりが回ってきたところから話そうと思います。

施設管理栄養士はDrとかなり近い関係です。
高齢期の状態管理は栄養管理が重要であり、食事を摂ることから始まります。


この食べる働きは高齢者の方が飲まれる薬によって食事を摂ることさえ難しいこともあります。


代表的な薬は抗精神薬のリスペリドン、チアプリド塩酸塩、クエチアピンフマル酸塩 効果は催眠効果が強い、抗うつ改善、脳梗塞後遺症に伴う攻撃的行為、精神興奮、せん妄の改善
副作用は一概には言えませんが、口渇、体重増加、便秘、閉尿、起立性低血糖などの副作用があります。


傾眠傾向になるため、摂食嚥下機能障害になりやすいです。

 

薬の内服が始まっても十分なモニタリングをしないと常食のままだと窒息のリスクが高いです。

 

薬の作用が分からなかったでは済まされません。


食事に強く関わる薬も多いため、内服薬の変更、頓服薬の処方について気をつけていきたいです。

 

 

 

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