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【管理栄養士】医療・福祉の現場でよく行われている検査・医療処置用語、難しい体の名前

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管理栄養士なら覚えておきたい よく行われる検査・医療処置用語と

よく聞くけど難しい体の部位の名前を紹介します。

 

ぜひ読んでほしいページは検査用語と難しい体の部位の名前です。

本当によくカルテや申し送り、カンファレンスで出てきます。

 

管理栄養士として働くなら採血内容の把握は必須です。また、薬との兼ね合いで行う採血が多いため、薬の作用、注意点も覚えておく必要があります。

機会がありましたら覚えておくべき薬を説明しますね。

 

私は客観的な視点(検査結果)でも栄養状態を判断していますが、

栄養不良は血清アルブミン値だけでなく、問診、診察で総合的に判断するように心がけています。

 

理由としては、活気・食思は検査結果では判断できないからです。

 

栄養状態が低下しているときは、必ず活気・食思も確認をしています。

 

なぜ、活気・食思が落ちているのか理由が分かれば、食事量はおのずとUPしていきます。

 

書いたことがすべてではありませんが、頭の隅に覚えておくときっと役に立つときがきますよ。

 

 

よく行われている検査用語

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RBC (赤血球)

貧血や多血症の診断に用いられる。基準値(成人)男性400万~540万/μl 女性370万~490万/μl

 

WBC (白血球)

炎症性疾患や血液疾患の診断に用いられる。基準値(成人)4700~8700/μl

 

Hb (ヘモグロビン濃度・ハーベー)

貧血や多血症の診断に用いられる。基準値(成人)男性13.0~17.0g/dl 女性11.0~15.0g/dl

 

Ht (ヘマトクリット)

貧血や多血症の診断に用いられる。基準値(成人)男性40~50%  女性35~45%

 

CRP (C反応性蛋白)

体内に急性炎症や感染、組織の損傷がある時に、血清中に増えるたんぱく質の一つで、体内の炎症の度合いを見る。

 

BS・GLU(血糖・グルコース)

血液中のブドウ糖のこと。食前食後を通して70~140mg/dlの範囲で保たれている。

 

TP (総蛋白)

血液中の蛋白の量で、栄養状態や腎障害・肝障害を見る。正常値6.7~8.3g/dl

 

GOT

肝臓に多く含まれる酵素で、組織に障がいがあると値が上昇し、肝障害を見る。正常値10~40IU/l

 

GPT

肝臓に多く含まれる酵素で、組織に障がいがあると値が上昇し、肝障害を見る。正常値5~45IU/l

 

AL-P

骨や肝臓などに多く含まれる酵素で、胆のう・胆管の障がいで上昇する。正常値100~325IU/l

 

γ -GTP

肝臓などに分布する酵素で、胆汁うっ滞・アルコール・薬物などの影響で上昇する。正常値男80以下IU/l 女30以下IU/l

 

BUN  (尿素窒素)

腎臓の機能が低下すると排泄が十分されず、値が上昇する。値が高値になると、尿毒症を引き起こす。正常値8~23mg/dl

 

CHE (クレアチニン)

筋肉中のエネルギー源となる物質がクレアチニンに変わって腎臓から排泄される。腎障害があると高値となる。正常値 男0.8~1.3mg/dl女2.4~5.8mg/dl

 

UA (尿酸)

腎臓の排泄機能の低下や尿酸生成の促進によって、値が高値になり痛風等を引き起こす。正常値 男3.8~7.5mg/dl 女2.4~5.8mg/dl

 

T-cho (総コレステロール)

過剰になれば、血管壁に付着して血管が狭くなったり、弾力性を失うなど、動脈硬化の原因となる。 正常値140~199mg/dl

 

TG (中性脂肪)

過剰になれば、皮下や肝臓に蓄積して、肥満や脂肪肝または動脈硬化も促進される。 正常値30~149mg/dl

 

HDL-C (HDLコレステロール)

コレステロールを末梢血管から肝臓に転送する働き(善玉コレステロール)があり、40以下は動脈硬化を疑う。正常値 男40~70mg/dl 女45~75mg/dl

 

HbA1c (ヘモグロビンA1c)

およそ4~8週間の血糖のコントロール状態を反映するため、食事に影響されない。糖代謝の診断に有効な検査。 正常値4.5~5.8%

 

BNP

検査は心臓への負担の程度を大まかに. 知ることができる検査です。正常値は一般に普及している18.4pg/ml、この値より低い場合には、潜在的な心不全の可能性は極めて低いと判断されます。

 

CEA

腫瘍マーカーの一つ。癌細胞が増殖している組織内からつくられるタンパクの一種で、再発や転移の早期発見等、治療効果の特定に有効。基準値5.0/ng/ml

 

U-TP (尿蛋白)

血液中に含まれる蛋白が尿中にでてきたもの。陽性が続くようなら、ネフローゼ等の腎疾患の可能性がある。正常(-)

 

U-Glu (尿糖)

一定量以上の増加により、(+)以上の場合は糖尿病が疑われル。正常値(-)

 

SaO2・SAT (サチュレーション)

指先などにクリップのように挟むパルスオキシメーターを使用して、動脈血中の酸素と結合しているヘモグロビンの割合を測定した値。

 

BMI (ボディマス指数)

肥満度を表す指標。ふつう(BMI:18.5以上25未満) 肥満(BMI:30以上)やせ(BM:18.5未満) 計算式BMI=体重Kg÷(身長m)2  適性体重=(身長m)2×22

 

BW (体重)

定期的に実施して、食事療法がうまくいっているかの判断に役立つ。

 

ECG (心電図・モニター)

心臓が血液を送りだすために拍動する時、心筋が収縮して微細な電気を発生する。その電気の強弱を波形をグラフ化して心臓の病気を発見する。

 

CT (コンピューター断層撮影)

放射線などを利用して物体をスキャンしコンピューター処理することで、骨や臓器を比較的短時間で画像化するための機器。

 

MRI (核磁気共鳴画像法)

強い磁石と電波を使って体の内部の状態を検査する方法。縦・横・輪切り等様々な角度からの鮮明な断層写真を得ることができる。

 

 

よく聞く治療や医療処置用語

 

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PEG (ペグ・胃瘻)

経口摂取が困難な患者に対し、体外から胃に繋がる穴をあけてチューブを留置し、栄養剤や水分を直接投与する栄養補給方法。

 

バンパー

胃瘻カテーテルの先端にあるドーム型部分。胃壁側でカテーテルを固定する。

 

IVH (中心静脈栄養)

大静脈(通常は鎖骨下静脈)にカテーテルを挿入し、高カロリー輸液を行う栄養法。

 

導尿

膀胱にたまった尿を外尿道口から尿道を通して、カテーテルを膀胱内へ挿入して、体外へ排泄する方法。

 

IV・DIV (静脈注射)

血管内に薬液を入れる注射。結構を介して速やかに全身に行きわたる。

 

その他の医療・看護用語

 

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MT (ムンテラ)

病状説明のこと。

 

インフォームドコンセント

医師が患者に対して、治療の同意を得るために必要十分な説明をすること。

 

セカンドオピニオン

患者が自身の主治医以外の別の医師に、診断や治療法が適切か「第2の意見」を求めること。

 

インテーク

援助を求めて相談機関・施設を訪れた者に、ソーシャルワーカーなどが面接して、問題を聞き取ること。

 

サマリー

看護要約。また、転院する際に先方の病院に宛てて患者の状態を報告する。

 

フェイスシート

個別援助におけるインテークにおいて取られる利用者の情報を記載する記録用紙のこと。

 

アセスメント

対象が抱える問題点や優先度を判定し、看護ケアの方向性を明確化すること。

 

カンファレンス

打ち合わせや会議のこと。

 

ロコモティブシンドローム

骨・関節・筋肉など体を支えたり動かしたりする運動器の機能が低下し、要介護や寝たきりになる危険が高い状態。

 

メタボリックシンドローム

内臓脂肪の蓄積によりインスリンの働きが低下し、糖尿病や高脂血症や高血圧などの動脈硬化の危険因子が、一人に同時に重複して集中している状態。

 

 

文書に記載されている略語

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n.p

異常(所見)なし

 

H (ハルン

尿

 

kot (コート)

便

 

SP (スプーター)

 

Dr

医師

 

Ns

看護師

 

PT

理学療法士

 

OT

作業療法士

 

ST

言語聴覚士

 

SW

社会福祉士

 

MSW

医療ソーシャルワーカー

 

DH

歯科衛生士

 

CM

介護支援専門員

 

Cw

介護士

 

RD

管理栄養士

よく聞くけど難しい体の部位の名前

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眼瞼 (がんけん)

まぶた

 

睫毛 (しょうもう)

まつげ

 

耳介 (じかい)

耳の貝殻状の形の部分

 

耳朶 (じだ)

耳たぶ

 

口角 (こうかく)

唇の両脇の部分

 

頸部 (けいぶ)

頭と胴をつなぐ部分

 

腋窩 (えきか)

 

上腕 (じょうわん

二の腕

 

前腕 (ぜんわん)

肘から手首までの部分

 

大腿 (だいたい)

もも

 

下腿 (かたい)

すね

 

鼠径 (そけい)

足の付け根

 

臍 (さい)

へそ

 

臀部 (でんぶ)

 

手背 (しゅはい)

手の甲

 

手掌 (しゅしょう)

手のひら

 

足背 (そくはい)

足の甲

 

踝部 (かぶ)

くるぶし

 

踵部 (しょうぶ)

かかと

 

第1指

親指

 

第2指

人差し指

 

第3指

中指

 

第4指

薬指

 

第5指

小指

 

 

 

 

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